【鯨食体験イベント】第一弾!
海外の旅行代理店の人がくじらを食べてみたら!?
海外の旅行代理店の人がくじらを食べてみたら!?
海外からの旅行者も見かけるようになったついこの頃、思い切って日本ツアーを提供している
海外の代理店の方々に、「鯨食体験してみませんか?」とお声がけをしたところ
なんと実現してしまいました!関心を持っていただけるのはうれしいですね!
開催日 2023年2月16日
今回のメンバーはこちら!







スチュアート・オー
from オーストラリア









デュバル・セバスチャン
from フランス






松本ピヤウィパー
from タイ








ハフ・タイヘイ
from アメリカ






ナム・キヨン
from 韓国









ハン・サンサム
from 韓国
鯨食体験!スタート!
What did you think!?
What did you think!?






MC マサ








ハフ・タイヘイ
from アメリカ







スチュアート・オー
from オーストラリア
お料理
【八寸】
①百畳:ヒャクジョウ 酢味噌和え
②おばけ 梅肉和え
③かぶら骨 酒粕和え
④赤身のアボカド巻き
⑤赤身しぐれ煮
クジラ肉の部位
①胃袋
②尾びれ
③頬軟骨
④赤身(背肉)
⑤背肉(背肉)






松本ピヤウィパー
from タイ






ナム・キヨン
from 韓国







スチュアート・オー
from オーストラリア
これが鯨でしたっけ?という感じで、ということは、癖がない!イメージだと癖が強いんじゃないかと思うけど、ぜんぜん癖がない!すごいおいしい。









ハン・サンサム
from 韓国






MC マサ









ハン・サンサム
from 韓国






所社長
鯨専門家









ハン・サンサム
from 韓国






松本ピヤウィパー
from タイ


高野部長
鯨専門家









ハン・サンサム
from 韓国






所社長
鯨専門家







スチュアート・オー
from オーストラリア






MC マサ



むらさき 大将



会場全員








ハフ・タイヘイ
from アメリカ









ハン・サンサム
from 韓国









デュバル・セバスチャン
from フランス
(ここまでのトータルで言えば)言われなければ、料理毎に違ういろんな魚を食べてるようでした。
そして、私はフランス人なので、かのこはチーズに見えました(笑)








ハフ・タイヘイ
from アメリカ






ナム・キヨン
from 韓国



むらさき 大将







スチュアート・オー
from オーストラリア
それから、コースの中の1品として、鯨も入っているという流れでもいいと思う!
それにしても鯨は日本酒にあうのは発見です!



会場全員






MC マサ








ハフ・タイヘイ
from アメリカ
それに対して、鯨は新しいコンテンツで、鯨ベーコンなどSNS向けの写真映えする余地があるので、若い人を中心に人気となるポテンシャルがあると思います。






ナム・キヨン
from 韓国
今日ずっと写真を撮っているので、さっそくFacebookやインスタを出すようにします。そして今、韓国からも、中国からも、東南アジアからも、多くの人が来ているので、その投稿を見たら、もっと鯨に興味を持つ人が増えて、鯨をもっと身近に感じてくれるんじゃないかなと思います。






松本ピヤウィパー
from タイ
また、SNSを見ると、馬肉にトライしている人も多いので、鯨食についてもバリアはあまり無いと思います。
ただし、まだどんな料理があるか知られていないので、誰かがSNS発信すれば、2人3人と体験者やSNS発信者が出てくると思う。もちろん最初の発信者が誰かで、影響力は変わりますが、値段感もわからないので、すでに認知のある「かに道楽」などのように、情報拡散が必要ですし、SNSで人気が出れば、ツアーの要望が出てくると思います。
加えて、国ごとの有名な旅行WEBサイトがあるはずなので、そこに情報を流す必要もあると思います。
タイ人は「生のもの」食べないから「PRでは」フライや天ぷらとの様に加熱した料理をアピールした方がいいと思います。









デュバル・セバスチャン
from フランス
だけど、グループツアーではなく、個人のグルメツアー、夫婦や家族、友達とのパーソナルツアーとして来日する人たちにはアピールできると思います。ツアー内容の相談の時に、日本だったら食べ物が必ず入るし、東京や京都だけじゃなく、他の地域のコンテンツとしても紹介しやすいと思う。









デュバル・セバスチャン
from フランス
伝統的な食文化の話は語られないし、捕鯨のSDGs貢献の話も今日初めて聞いた。
フランスの新聞も、イギリスのBBCも、調査捕鯨の話しかしない。







スチュアート・オー
from オーストラリア









デュバル・セバスチャン
from フランス
だから、(鯨について日本の意見も)もっとプロモーションしなくてはいけないと思う。








ハフ・タイヘイ
from アメリカ
くじらについて、
こんなコトも知ってもらいました!
こんなコトも知ってもらいました!







バレニンちゃん
1つ目は、低カロリー・高タンパクといわれる鳥肉よりカロリーが低いこと、タンパク質が多いというヘルシーさです。
2つ目は、疲労回復/免疫力向上/認知症予防に役立つ「バレニン」という成分が豊富に含まれていることです。
3つ目は、学力向上/動脈硬化予防/高血圧予防に役立つ「DHA、EPA、DPA」も豊富に含まれていることです。
つまり、他のお肉に比べて、ヘルシーであり、老化を予防し、元気でいることができるという理想的なお肉なのです。







バレニンちゃん
1点目は、料理店や販売店に届くまでの品質管理です。
・鮮度を保てる最適な漁場で、シーズン別にベストな種類の鯨を獲り、
・捕鯨後すぐに船上で加工を行い、
・市場では世界TOP品質で、水産資源の管理/配送ができる
こんな体制を実現しているのは日本だけです。
2点目は、長い歴史の中で構築された料理人の管理/料理のノウハウです。
・5000年前の遺跡から鯨の骨が発掘される程、歴史ある鯨食文化であり
・長い時間をかけて部位別の特徴に合った料理法を育ててきたからです
もちろん本日の「むらさき」さんは、70年の歴史をお持ち日本でも屈指の名店です。









ハン・サンサム
from 韓国






所社長
鯨専門家









デュバル・セバスチャン
from フランス






所社長
鯨専門家







バレニンちゃん
隣にある牛のようにかなり部位の種類があることが分かります。







バレニンちゃん
もしかしたら皆様のお国を含めてですが、世界の論調では、知能指数が高い鯨を捕獲して食べることには、反対の声もあることも、私たちは知っています。
しかし、食物連鎖の観点から見た時、ひとつの生き物を可哀そうだから過剰に保護を行うことは、生態系を損なうことにもなると思います。
実は鯨の過剰な保護を続けてきた結果、私たちの国を囲む海の恵みにも大きな変化が生まれ、私たちが食べてきた、サンマ・イワシなどの
漁獲高が激減。
増えすぎてしまった鯨が、そうした海の生き物を食料とするため海の命のバランスが大きく傾いてしまったのです。
私たち日本人は、さまざまな食材・命を食材と感謝を込めていただいています。
鯨にしても美味しいからと乱獲を行うのではなく、貴重な海の恵みを守るために、調査による捕獲上限の範囲で行っているのです。
最後にそうしたSDGsの視点から、あまり知られていない捕鯨/鯨食の側面を伝えさせてください。







バレニンちゃん
今、お話したように、特定の種が増えすぎると、生態系や自然環境のバランスを破壊することにつながります。
例えばジビエとしても一般的なシカが増えすぎると、シカの食糧となる下草や樹木の若芽が食べつくされ草木のなくなった山は水を貯える力を失い、土砂災害の原因にもなります。
そのため、日本では生態系に適切な生存頭数を超えたシカは駆除しますが、その命は、無下にすることなく食材などとして、感謝を込めて活用しています。
鯨についても同様です。
現時点でも、地球人口の消費量の3~6倍の量の水産資源を食料として消費しているといわれている鯨類を生態系を無視して保護し続ければ、海の生態系の破壊は確実に進行し、不可逆な状況になりうる危険性さえあるのです。ちなみに、日本近海でもサンマ・イワシなどの数は激減し社会問題となっています。







バレニンちゃん
環境破壊の観点からも、鯨肉は地球の砂漠化を抑止する可能性を持った食料といえます。
皆さんが普段食べている牛/豚/鳥などの肉を生み出すためには、それらを飼育するための食糧として多くの穀物を必要とします。その量は、牛肉1kgを生み出すために25kgが必要といわれています。つまり1ポンドのステーキを食べるためには、10Kg以上の穀物生産が必要なわけです。
その飼料として栽培する穀物生産のための農地は、現在でも地球の陸地の約1/4といわれ、その農地を作るための森林破壊は今も進行していることをご存知でしょうか?
一方、自然の生態系の中で育つ鯨は、飼育の必要がないため、飼料を必要としません。また1頭の鯨から得られる食肉の量は7.2tともいわれ、同じ量の牛肉を作るには180tの穀物、そしてそれを生み出す農地を必要となります。
つまり鯨食が世界に広まることは、SDGsに大きく貢献することになるのです。






MC マサ








ハフ・タイヘイ
from アメリカ
できれば、アメリカの人にもこういう事実を知ってもらいたいし、その上で喜んで食べてもらいたいと思いました。






ナム・キヨン
from 韓国









ハン・サンサム
from 韓国






松本ピヤウィパー
from タイ
お招きいただきありがとうございました。めちゃ美味しかったです。タイの人に鯨食のことをもっと知ってもらいたいと思いました。









デュバル・セバスチャン
from フランス
またデータがなくとも、ヨーロッパ人に対して、ジビエの例え話はよく伝わると思う。
後は、どの種類の鯨は捕鯨した方がいいかとか、どのくらいの鯨がいれば(鯨の生態系が)大丈夫なのかのデータがあれば。
いろんな味を楽しめたし、初体験の味として、ツアーに紹介できると思いました。






所社長
鯨専門家









デュバル・セバスチャン
from フランス
体験イベントを終えて
参加者全員が、クセのある匂いや風味がするというイメージを少なからずお持ちでしたが、食べてみて、匂いや味のクセが無いどころか、様々な部位ごとに、いろいろな味の特徴があることまで感じ取り、それぞれの好みの部位を発表し合うシーンまでありました。
また、感想を聞くと、皆様が一番興味をもってくださったのは、鯨食のSDGs貢献と、日本の捕鯨のストリクトコントロールについてでした。「鯨肉はこんなに美味しいのに、世界的な偏見のために避けられるのはもったいない」「捕鯨が海の環境維持に貢献すること、加えて日本の捕鯨が徹底した調査とルールのもとに鯨の生態系維持を念頭に置いたものであることを、日本はもっと世界にアピールする必要がある」「世界も捕鯨のこの側面を知るべき」というご意見を頂きました。
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